チョンセとは?
[日韓交流] 韓国人と交流しませんか?
韓国には「ウォルセ(月貰)」と「チョンセ(傳貰)」と言う賃貸制度があります。マンションや戸建て住宅、ワンルームなどの住まいの形態にかかわらず適用される制度です。ここでは「チョンセ(傳貰)」について紹介します。
➔ ウォルセとは?
チョンセとは?
「チョンセ」は日本にはない韓国特有の賃貸制度です。
チョンセとは、大家に高額な保証金を預ける代わりに、毎月の家賃がない(家賃ダタ)賃貸制度です。
大家に預けた保証金については、特に家賃滞納や損害賠償などの問題がない限りは退去時に全額戻ってきます。
日本は退去時に清掃を行いますが、韓国は次の入居者が入居直前に清掃を行います。よって、退去に伴う清掃費用を保証金から差し引かれることはありません。
毎月の家賃はなく、契約終了時には保証金の全額返還…。
これって、実質、無料で賃貸していることと同じです。借り主には非常に有難い制度ですが、大家に一体何の得がある制度なのか、皆さん疑問が生じると思います。これについては別の記事で説明しているのでそちらをご参照下さい。
➔ チョンセの大家に何の得が?
契約時に日本(関東地方)の「礼金」に相当する支払いはありませんが、不動産業者に支払う手数料は別途必要です。契約年数は一般的に2年の場合が多いです。 チョンセ保証金はどのくらい?
保証金の金額
チョンセの保証金は、ウォルセの保証金に比べてはるかに高額です。物件の借り主は、毎月の家賃がゼロという恩恵を受ける代わりに高額な保証金を用意しなければならないわけですね。
金額の例を見てみましょう!(ここでは地域や住まいの形態、面積などは考慮していません。) チョンセ保証金の金額例
- ・500万ウォン
- ・2,000万ウォン
- ・3,000万ウォン
- ・2,0000万ウォン
※10万ウォンが日本の約1万円と考えると分かりやすいです
保証金の算出方法
チョンセの保証金額は、物件の売買価格にチョンセ率をかけて算出されます。チョンセ率は70%が一般的ですが、ソウルはエリアによってばらつきが大きいです。 - チョンセ保証金の金額 = 物件の売買価格 × チョンセ率(%)
例えば、物件A(売買価格:1億4000万ウォン)、チョンセ率70%の場合、1億ウォンがチョンセ保証金の相場となります。計算は次のとおりです。 - チョンセ保証金の金額
- =1億4000万ウォン × 70%
- =1億4000万ウォン × 0.7
- =1億ウォン
日本円に換算すると、売買価格1400万円の物件をチョンセで貸すと保証金は1000万円が相場ということです。
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