【特殊取扱】国際郵便の有料オプション特殊取扱「書留/保険付/受取通知」について

掲載 : 2019.4.30

[KPOP歌詞ルビ] リクエスト可能皆さんは日本国内で郵便物を送るとき、「書留」や「速達」といった有料オプションを利用したことはありますか？実は、国際郵便にもこういった有料オプションが存在するので、サービス内容や料金をなどを見てみましょう。

特殊取り扱いとは？

特殊取扱郵便

運送および配達において特別な取り扱いをするオプションサービスを「特殊取扱」といい、特殊取扱することで「配達記録（追跡）」や「損害賠償」などの付加サービスを受けることができるようになります。

内国郵便と国際郵便とでは特殊取扱の種類が違います。

特殊取扱

- 内国郵便 -
書留、速達、配達時間指定郵便、配達日指定郵便配達証明、内容証明、代金引換、本人限定受取郵便他
- 国際郵便 -
書留、保険付、受取通知
※速達廃止（2018年1月1日）

そして、これらの特殊取扱された通常郵便物や小包などの郵便物を「特殊取扱郵便」と言います。

それでは国際郵便の「特殊取扱」の各サービスについてみて行きましょう。

書留…配達状況の追跡、損害補償
保険付…損害補償
受取通知…受取人が受け取ったという通知

国際書留

サービス内容

郵便物の引受および配達が記録されるので配達状況の追跡ができ、万が一破損や紛失した際には、実損額を賠償される有料オプションサービスです（補償限度額6,000円）。郵便物の送料に書留料金410円を払うことで書留扱いにできます。

ただし書留扱いにできるのは、手紙やはがき、小型包装物などの通常郵便物のみで、EMSや国際小包はできません。詳細は以下をご参照下さい。

書留

★サービス内容
　配達状況の追跡 / 損害補償（限度額6,000円）
★対象（通常郵便物のみ）
　手紙、はがき、ｸﾞﾘｰﾃｨﾝｸﾞｶｰﾄﾞ、印刷物、小形包装物、特別郵袋印刷物、盲人用郵便物、D/Pﾒｰﾙ、料金受取人払、航空書簡
※航空便、または一部の国・地域のSAL便に限る
★損害賠償額
　6,000円を限度とした実損額
★書留料金　＋410円
★表記　Registered(英語) / Recommande(フランス語)

国際書留郵便の出し方

郵便局にある国際書留ラベル(165×114㎜)に必要事項を記入し郵便物に貼り付けて窓口に差し出し、書留料金を支払います。

国際書留ラベルを使用せず書留扱いにすることも可能です。

国際書留ラベルを使用せず、郵便物に直接あて名を記入して窓口に差し出すと、窓口の職員がバーコード付の小さなラベル(1cm×3～4㎝）を貼ってくれるので、定形郵便物（手紙）のように封筒が小さな郵便物でも大丈夫です。その場合は、郵便物の表面にRegistered(英語)またはRecommande(フランス語)と表記してください。

保険付

サービス内容

貴重品など大切な郵便物を送るときには万一の破損や紛失、未達などの郵便事故に備えて内容品に「保険」をかけると損害補償サービスを受けられるので安心です。また、郵便物の引受および配達が記録されるので、書留同様に一部の国で配達状況の追跡もできます。

保険の詳細

掛け金に応じて損害補償額(保険金額)が変わり、補償金額の限度内で実損額が補償される。
★保険金額
　最高200万円までの実損額
※送る国によって上限金額が異なり、例えば韓国の場合は4000SDR（2019年現在：約63万円に相当）まで損害補償される。SDRとは全世界共通の通貨単位で1SDRの価値は毎年変動する。
★オプション料金
　保険金額2万円まで
　→ 手紙(航空便)・ｸﾞﾘｰﾃｨﾝｸﾞｶｰﾄﾞ＋410円
　→ 国際小包＋400円
　保険金額2万円超過ごと
　→ 50円ずつ追加料金
- 例（小包に8万円の保険を掛ける場合） -
郵便物の送料に別途650円を払う。
400円（保険金額2万円）＋50円×3（保険金額2万円×3）