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チョコレート・チョコがチョコじゃない?

掲載 : 2017.10.27
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?

チョコレート

私が個人的にわざわざ韓国で買い物しくても良いと思うものが2つあります。一つはビール、もう一つはチョコレートです。韓国のビールは低い麦芽含有量で韓国内でも「味が美味しくない、物足りない」という意見が多いからですが、最近は麦芽含有量の100%もあり、すこしずつ変わろうとしています。しかし、チョコレートは違います。

なにが問題?

簡単に言うと、カカオバターの代わりに植物性油脂を使用したチョコレートが多いからです。

低い麦芽含有量基準が韓国のビールの質を落としたように、韓国の低いカカオバター含有量基準が韓国のチョコレートの質を落としています。一部の欧米国家はカカオバター以外の油類を含めているものはチョコレートと名づけられないよにうなっていますが、韓国はチョコレートの規格基準がとてもあまくてカカオバター以外の油類使用にたいしての制限そのものがありません。

特に韓国にはチョコレートの分類上「準チョコレート」というものがあり、この基準に当てはまるものは一応商品名に「チョコレート」という単語が付けられますが、他国ではこの基準ではチョコレートと呼ばれないケースが多いです。

CAC(国際食品規格委員会)の国際食品規格によるチョコレート基準

チョコレート
成分基準
ダークチョコレート
カカオ固形分35%以上
カカオバター18%以上
ミルクチョコレート
カカオ固形分25%以上
牛乳14%以

韓国のチョコレート基準

チョコレート
成分基準
ダークチョコレー
カカオ固形分35%以上
カカオバター18%以
ミルクチョコレート
カカオ固形分25%以上
乳固形分12%以
準チョコレート
カカオ固形分7%以上
植物性油脂含有

日本にもある準チョコレート

韓国のスティック型のお菓子にはカカオバターがない
韓国のスティック型のお菓子にはカカオバターがない
日本のスティック型のお菓子にはカカオバターがある
日本のスティック型のお菓子にはカカオバターがある
この記事を読んで「日本にも準チョコレートあるよ」と思う人もいると思います。その通りです。しかし、カカオバターが入ってなくても問題ない韓国の準チョコレートと違って日本の準チョコレートにはちゃんとカカオバターが入っています。例えば「チロルチョコ」や「DAISOのミルクチョコ」は日本で準チョコレートとして分類されますが、どっちもカカオバター成分が入っています。

輸入チョコレートの場合は?

外国の有名チョコレートブランドも韓国に進出する時にはカカオバターの含有量を大幅に減らし、その代わりにて植物性油脂を使用して販売することがあります。すべての輸入チョコレートがそうではないですが韓国人も区別しにくいので韓国を訪問した外国人がそれを区別して購入するのはもっと難しいと思います。
一部の店舗ではすぐ売り切れになり買い難かったNo Brandの板チョコ(1,180ウォン(約118円))
一部の店舗ではすぐ売り切れになり買い難かったNo Brandの板チョコ(1,180ウォン(約118円))
しかし、eマートが作った低下Pbショップ「No Brand」が販売している安い板チョコレートがカカオバターを主原料にしたチョコレートを販売していて話題になっています。ちなみにこれはフランスからの輸入チョコレートで韓国生産ではありません。
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