徴兵制度について1
[日韓交流] 韓国人と交流しませんか?
韓国はなぜ徴兵制を実施しているの?
現在も戦争中の韓国
朝鮮戦争(1950-1953年)により朝鮮半島が南北に分断された韓国。韓国が現在も北朝鮮と対峙中というのが徴兵制度を実施している理由です。休戦しているだけで今も戦争の際中といえます。
このため、全ての韓国の成人男性は「兵役の義務」が課せられているので、一定期間入営し国防を遂行しなければなりません。
兵役義務者が徴集・召集・支援によって軍部隊に入ることを入営といいます。
服務期間は2年間ではない?
韓国の徴兵制は次の3つの服務で構成されています。 徴兵制度
- 現役:実際の軍服務期間
- 予備役(予備軍):除隊後の8年間
- 民防衛:予備役後から40歳までの期間
20歳に入営した場合は40歳までの約20年間服務することになりますね。 現役 - 2年
日本人の皆さんが一般的にイメージする「徴兵」とは、兵役義務者が入営して実際に軍事訓練を行うことではないでしょうか?この軍服務の期間を「現役(げんえき)」と言います。訓練兵として軍隊内部で24時間軍人として生活しなければなりません。2017年現在の「現役」の服務期間は約2年です。この期間は陸軍、空軍、海軍のいずれに所属するかによって若干異なります。
予備役(予備軍) - 8年
約2年間の「現役」を終えて除隊した後は、「予備役(よびえき)」として8年間服務します。「予備軍」とも言います。
これは予備兵力という立場であり、訓練兵のように24時間軍人として生活するのではありません。社会人として普通の生活を送り、戦争や事変などの有事の際に軍人として徴集されます。
当然ですが、彼らは社会生活するうちに訓練兵時代の経験や感覚が失われていきます。よって、能力を維持するため定期的に召集がかかり、一定水準の軍人訓練(予備軍訓練)を受けなければなりません。 民防衛 - 残り40歳まで
「予備役」の期間を終えた後から40歳になるまでの期間を「民防衛」人員として服務します。
「民防衛」とは、敵の軍事的侵略や天災が発生したとき、住民の生命と財産上の被害を最小限にするために民間人によって実施される非軍事的な防衛行為のことです。政府の指導の下で住民が実行すべき防空、緊急的な防災、構造、回復、および軍事作戦上必要な努力の支援などを行います。
「民防衛」の人員は、平時には災難や災害を想定した民間防衛訓練、戦争や災害などの国家非常事態発生時には戦時勤労(軍に必要な労働力を適時に取得し軍事業務をサポート)を行います。 訓練兵の等級
「現役」の訓練兵には「兵長」、「上等兵」、「一等兵」、「二等兵」の4階級があります。例えば、2017年現在の陸軍の場合は、二等兵(3ヶ月) → 一等兵(7ヶ月) → 上等兵(7ヶ月) → 兵長(4ヶ月)と階級が上がり、それに応じて月給も増えます。
徴兵制を採用している国々
世界では意外と多い国が徴兵制度を採用しているのをご存知ですか?スイス、オーストリア、デンマーク、フィンランドなど国際連合加盟国のうち64ヶ国が徴兵制を実施しています。韓国と北朝鮮のように隣接国家との敏感な関係が原因の場合もありますが、スイスのような中立国家でも自国保護を理由とする場合があります。 徴兵制度運営中の64ヶ国
- アルメニア、オーストリア、ベラルーシ、スイス、キプロス、デンマーク、フィンランド、ジョージア ジョージア、ギリシャ、モルドバ、ノルウェー、ロシア、韓国、北朝鮮、中華民国(台湾)、モンゴル、イスラエル、トルコ、イエメン、イラン、クウェート、シリア、カタール、アラブ首長国連邦、カンボジア、ベトナム、タイ、マレーシア、ラオス、シンガポール、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタン、アンゴラ、エジプト、アルジェリア、ベナン、中央アフリカ、カーボベルデ、コートジボワール、ギニアビサウ、ギニア、マリ、スワジランド、セネガル、スーダン、南スーダン、ソマリア、チャド、トーゴ、チュニジア、モザンビーク、ニジェール、赤道ギニア、キューバ、ブラジル、コロンビア、ベネズエラ、ボリビア、パラグアイ、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコ
皆さんの応援をお待ちしております。皆さんの「いいね」と「ツイート」はい大変励みになります。
[日韓交流] 韓国人と交流しませんか?#韓国の軍隊 #韓国の徴兵制度 #兵士 #兵隊 #徴兵制のある国 #徴兵制 #現役 #予備軍 #予備役 #民防衛 #服務期間