軍隊内での自殺、事件、事故
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隠ぺいされていた過去
2017年7月20日、徴兵で兵役に就いている訓練兵が先任者のいじめにより自殺しました。(先任者とは徴兵で先に入隊した先輩訓練兵のこと)
インターネットが普及してなかった時代、そしてメディアが政府により統制されていた時代は、自殺や銃器事件があっても被害者家族と部隊の者のみぞ知る状態でした。しかし、今は違います。今でも軍隊内の事件がすべて明るみになるわけではありませんが、以前と比べてたくさんの事件・事故が表に出るようになりました。 軍隊内の事故が多い理由
軍隊内では小さいものから大きなものまで様々な事故・事件が起こっています。例えば、ミスで銃の引き金を引いてしまったり、手がすべって手榴弾を爆破させてしまったり危険な状況が頻繁に発生するのです。
軍隊は縦社会、上からの命令が絶対です。当然、自分の地位と権力を利用し、後任者をいじめる人も出てきます。その環境に慣れることも耐えることもできない人はどうなると思いますか?自殺したり、復讐に銃器乱射事件を起こしたりするんです。 
徴兵服務中に片耳の聴力を失ったトロット歌手「ヒョンチョル」
隠ぺいされる理由
軍隊は事件、事故が隠ぺいしやすい環境です。閉鎖的である上に、上官が口止めすれば話が外に漏れにくくなります。万一外部に漏れでもしたら、誰かが責任を取らなければならなくなります。そうなると困るので必死に隠ぺいするわけです。
事件、事故の程度により責任を取るべき人の地位は変わりますが、一旦懲戒を受けた場合は経歴に汚点として残り、今後の昇進の障害となります。最悪の場合、不名誉除隊になることもあります。不名誉除隊とはクビということですね。 事件、事故を減らすための努力
「相談官制度(상담관제도)」というものがあります。いつでも相談できる「相談室」が設置されていて軍隊内の問題や個人的な悩みの相談ができます。
軍隊には事件、事故を減らすため「保護関心士兵制度(보호관심사병제도)」があります。軍隊の生活に適応ができない人、心理的な問題を抱えている人を保護関心兵と言い、軍隊内で把握し特別に注意して管理します。対象者が自殺や銃乱射事件など起こさぬよう普段からマークし、未然防止するのです。
また、軍隊内の悪習や問題点を解決するため定期的に質問調査も行っています。
他にも中隊長、大隊長のような指揮官に直接悩みなどを伝える「心の手紙(마음의 편지)」といった制度もあります。
このように部隊内では事件・事故を防ぐためのさまざまな対策を取っていますが、「質問調査」の守秘義務が守られなかったり、検閲があったり、相談受けた指揮官が問題を放置したりといった問題もあります。 
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