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無料済州島航空券(詐欺)

掲載 : 2017.9.19
韓国で滞在しながら遭遇するかも知れない詐欺をご紹介します。
[KPOP歌詞ルビ] リクエスト可能

スタンプ集めて無料済州島航空券!?

エステやコーヒーショップなどを利用したときスタンプカードをもらうことが日本でもあると思います。利用のたびにスタンプを集め、いくつ貯まったら「500円割引」だとか「1回無料」だとか特典があるアレですね。

韓国にもあります。カフェ、パン屋、ケーキ屋などに。

ところで、最近これについての問題が出てきました。ちょっと信じがたいプレゼントがもらえるわけです。それは何かと言うと…
韓国のある店のスタンプカード
韓国のある店のスタンプカード
「済州島行きの往復航空券」です!!

上の写真のスタンプカードの場合、「スタンプ7つで済州島航空券無料贈呈」と書かれています。しかも2人分!?

この店の場合、1万ウォン以上購入時にハンコを1回分押してもらえるので7千円分購入することになりますが、それにしても、こんなことあるのかと思ってしまいますよね?

これを見た私の妻(日本人)は、すぐに「これ、おかしい。主催者は2人分の飛行機代を損失出さずにどう捻出しているの?何か条件があるよ」と言いました。妻はこういうのにひっかからないタイプの人間です。

実はこれ、詐欺なんです。新聞記事にも載っています。
「タダではないタダ、航空券イベント乱立」(ネットの新聞記事/2017.09.18)
「タダではないタダ、航空券イベント乱立」(ネットの新聞記事/2017.09.18)

そのからくりは?

スタンプカードに書かれている「ハンコ7つ集めて航空券2枚を無料ゲット」という内容そのものは嘘ではないのですが、これには次の条件があるんです。
  1. 指定された宿泊施設を2泊以上利用すること
  2. 平日のみ利用可能で(週末利用時には追加料金あり)
タネあかしすると、この指定された宿の宿泊費が通常より高い料金設定になっていて、航空券の損失分を宿泊代でまかなっているのです。つまり、客の立場では航空代金を自分で支払って行った場合と何ら変わりがありません。何の得もないのです。場合によっては、損することにもなりかねません。

スタンプカードを発行する店は経費をかけずにキャンペーンができ、宿泊施設は宿泊客の少ない平日に集客できます。そして、このキャンペーンの企画会社もいくらかの利益を残せます。でも、お客さんはスタンプ集めのために同じ店に足しげく通い続け、後になってから条件があることを知り、がっくりきたり腹が立ったりするわけです。

この手の詐欺はスタンプカードだけではありません。次のサムギョプサル屋(焼肉屋)の立て看板の写真を見て下さい。
8,000ウォン(約800円)以上の食事で済州島航空券を無料贈呈
8,000ウォン(約800円)以上の食事で済州島航空券を無料贈呈
一定額以上の食事をした客に対してのキャンペーンですが、これも同じです。下の方に、小さな文字で「ホテル、リゾートは本人負担」と書かれています。

他にも(トレーニングジムの入会やクラフト体験工房など)立て看板を立ててこのような宣伝方法で入会を促しているところがあります。

店側も被害者?

これは私の推測ですが、おそらく店側はこのようなからくりを把握していないんじゃないかと思います。企画会社から「経費をかけずに集客できる上に、お客さんにも喜んでもらえるキャンペーン」と企画を持ち掛けられ、この問題点を認知していない可能性が十分に考えられます。

仮にそうだとしても、このキャンペーンで被害を受けた客は店に対して悪い印象を抱きますから…。
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#無料 #済州島航空券 #スタンプ #詐欺 #韓国 #店舗 #店 #コーヒーショップ #ハンコ #判子 #景品 #プレゼント
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無料済州島航空券(詐欺) - 治安・安全
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無料済州島航空券(詐欺)

掲載 : 2017.9.19
韓国で滞在しながら遭遇するかも知れない詐欺をご紹介します。
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スタンプ集めて無料済州島航空券!?

エステやコーヒーショップなどを利用したときスタンプカードをもらうことが日本でもあると思います。利用のたびにスタンプを集め、いくつ貯まったら「500円割引」だとか「1回無料」だとか特典があるアレですね。

韓国にもあります。カフェ、パン屋、ケーキ屋などに。

ところで、最近これについての問題が出てきました。ちょっと信じがたいプレゼントがもらえるわけです。それは何かと言うと…
韓国のある店のスタンプカード
韓国のある店のスタンプカード
「済州島行きの往復航空券」です!!

上の写真のスタンプカードの場合、「スタンプ7つで済州島航空券無料贈呈」と書かれています。しかも2人分!?

この店の場合、1万ウォン以上購入時にハンコを1回分押してもらえるので7千円分購入することになりますが、それにしても、こんなことあるのかと思ってしまいますよね?

これを見た私の妻(日本人)は、すぐに「これ、おかしい。主催者は2人分の飛行機代を損失出さずにどう捻出しているの?何か条件があるよ」と言いました。妻はこういうのにひっかからないタイプの人間です。

実はこれ、詐欺なんです。新聞記事にも載っています。
「タダではないタダ、航空券イベント乱立」(ネットの新聞記事/2017.09.18)
「タダではないタダ、航空券イベント乱立」(ネットの新聞記事/2017.09.18)

そのからくりは?

スタンプカードに書かれている「ハンコ7つ集めて航空券2枚を無料ゲット」という内容そのものは嘘ではないのですが、これには次の条件があるんです。
  1. 指定された宿泊施設を2泊以上利用すること
  2. 平日のみ利用可能で(週末利用時には追加料金あり)
タネあかしすると、この指定された宿の宿泊費が通常より高い料金設定になっていて、航空券の損失分を宿泊代でまかなっているのです。つまり、客の立場では航空代金を自分で支払って行った場合と何ら変わりがありません。何の得もないのです。場合によっては、損することにもなりかねません。

スタンプカードを発行する店は経費をかけずにキャンペーンができ、宿泊施設は宿泊客の少ない平日に集客できます。そして、このキャンペーンの企画会社もいくらかの利益を残せます。でも、お客さんはスタンプ集めのために同じ店に足しげく通い続け、後になってから条件があることを知り、がっくりきたり腹が立ったりするわけです。

この手の詐欺はスタンプカードだけではありません。次のサムギョプサル屋(焼肉屋)の立て看板の写真を見て下さい。
8,000ウォン(約800円)以上の食事で済州島航空券を無料贈呈
8,000ウォン(約800円)以上の食事で済州島航空券を無料贈呈
一定額以上の食事をした客に対してのキャンペーンですが、これも同じです。下の方に、小さな文字で「ホテル、リゾートは本人負担」と書かれています。

他にも(トレーニングジムの入会やクラフト体験工房など)立て看板を立ててこのような宣伝方法で入会を促しているところがあります。

店側も被害者?

これは私の推測ですが、おそらく店側はこのようなからくりを把握していないんじゃないかと思います。企画会社から「経費をかけずに集客できる上に、お客さんにも喜んでもらえるキャンペーン」と企画を持ち掛けられ、この問題点を認知していない可能性が十分に考えられます。

仮にそうだとしても、このキャンペーンで被害を受けた客は店に対して悪い印象を抱きますから…。
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